キャリアサポートプログラム(CSP)
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大学生活の充実が、将来につながる特別なプログラムが始まります! 大学生活の充実が、将来につながる特別なプログラムが始まります!

保育の本当の楽しさ、喜びを知り、
なりたい保育者像を明確にする。

CSPの公務員プログラムには、国家公務員・地方公務員をめざす人のためのコースとは別に、保育者をめざす人のための《保育・幼児教育コース》を用意しています。このコースはさらに、2年次秋から始まる実習前の準備をテーマとした2年生向けのプログラムと、採用試験対策を中心とした3年生向けのプログラムがあります。どちらも教育学部の正規の授業と連動し、着実な資格試験・採用試験の合格はもちろん、将来、保育者としてやりがいをもって成長していける人材に育てることを目的としています。 私が担当している2年生を対象としたプログラムでは、子どもたちとの対話に欠くことのできない創作力の修得を中心に、対話を通じて子どもたちの成長を見守る喜びを再確認することを目的としています。それは、採用試験における「造形表現」や「言語表現」などの実技試験対策としても役立ちまが、本当の狙いは、現場に求められる資質や具体的な仕事を確認しながら、保育に対する真の理解と進路に対する意思を固めてもらうことにあります。
インタビュー写真1

知識理論を学ぶ授業と、
実践を磨く実習の橋渡しに。

そのためプログラムでは、受講者である学生が心躍るような、楽しさを大切にしています。具体的には、パネルシアターやペープサートの作り方など、実際の保育の現場で欠かせないさまざまな創作物を個人やグループで実際に手作りしながら、その活用方法について学んでいきます。 これはそのまま、2年次の冬から始まる実習に役立ちます。実習の目的は、授業で身につけた知識や理論を実践で試すことにありますが、実際に子どもたちを前にしたとき、多くの人が緊張します。思うような成果を挙げられなかったということがないよう、このプログラムでは、子どもたちとの対話を始めるためのツールとして自分自身を紹介するパネルシアターを作ります。小さな子には言葉だけでは伝わりません。目で見えるもの、視覚に訴えるもの、絵だったり、色や形だったりが有効です。そんな子どもたちと理解し合うための紙芝居やペープサートなどの創作にも挑戦します。
インタビュー写真2

幼児は視覚で対話する。
手作りだから伝わるものがある。

保育はイメージする力が大切です。実際、同じことを語りかけても、一人ひとり反応が違うのです。それぞれの子どもたちの反応をイメージできるかが保育の質に関わってきます。全体をどうやって見守っていくかは理論として授業で学ぶことができますが、一人ひとりへの対応力は実践、つまり実習でしか身につけることができません。この実習の成果を最大化するために是非、このプログラムを活用してください。 私は、子どもたち全体に言うことを聞かせ、静かにさせる保育が良い保育者だとは思いません。本当に優れた保育者は、子どもの心に添うことができ、それぞれの子どもたちの心の動きがわかる保育者です。そのために、たくさんの対話の道具を胸にポケットに忍ばせ、いつでも取り出して、子どもたちの笑顔を引き出してください。
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保育・幼児教育コースの概要(2017年度・2年生対象)

4月
第1回オリエンテーション
第2回お話作りI [1]色紙を使用した四季の壁面作り
第3回マインド醸成 [1]手遊び・歌遊び
第4回マインド醸成[2]パネルシアターについて
5月
第5回お話作りI[2]パネルシアターについて
第6回お話作りI[3]パネルシアターについて
第7回マインド醸成[3]絵本の読み聞かせ・紙芝居について
6月
第8回お話作りⅡ[1]個人用紙芝居の創作
第9回お話作りⅡ[2]個人用紙芝居の創作
第10回試験対策:保育士試験の傾向と対策
第11回お話作りⅡ[3]個人用紙芝居の発表
第12回マインド醸成[4]ブラックシアター・ペープサートについて
7月
第13回お話作りⅢ[1]ペープサートの作成(グループワーク)
第14回お話作りⅢ[2]ペープサートの作成(グループワーク)
第15回お話作りⅢ[3]ブラックシアター・ペープサートについて

※3年生対象のコースは、保育士試験の試験対策を充実させた別メニューとなります。2017年5月取材